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2021年08月03日

【知 識】凸版印刷とリブリー 学習システム事業で資本業務提携


凸版印刷とリブリーは資本業務提携した。この締結に基づき、凸版印刷の小中学校向けデジタル教材「navima」(※1)の開発のノウハウおよび小中学校とのネットワークと、リブリーのデジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」のデジタルドリルの構築ノウハウを融合し、学習履歴のデータ連携、両社の教育分野における新たな連携を推進する。

日本の教育現場は、「GIGAスクール構想」(※2)や新型コロナウイルス感染防止に伴う一斉休校の影響もあり、急速にICTの導入が進んでいる。小中学校では2021年3月末までに全国1,812自治体のうち97.6%の自治体でPC・タブレット1人1台環境が整備され、高校についても同様にICT普及率が急速に伸びている。

凸版印刷は2015年度から小学校向けの学習応援システム「navima」(旧やるKey)の開発をリブリーと連携して行い、販売している。これまでの経緯も踏まえ、両社は急速に進む教育現場のICT化に対応し、教育のさらなる充実化に貢献するため、より強力な協業体制を築くこととなった

今後両社は提携を機にそれぞれサービスの対象校種を拡大させ、学力別のコンテンツや学習データの収集、分析など多岐にわたるテーマで連携する。

※1 「navima」
 子どもが「主役」の学びを実現するデジタル教材プラットフォームで、子ども一人ひとりが自分に合った学びを見つけ、自分のペースで学習を進めることができる。教科は算数/数学・国語(読解・漢字)・理科・社会、英語に対応。従来から高い評価を得ている「アダプティブドリル」に加え、ドリル回答中に利用できる解説動画やなど「お助け機能」を拡充することにより、「問題を解く」という学習体験だけでは支援しきれなかった、学習に苦手意識を持っている子どもを手厚くサポートする。


※2 「GIGAスクール構想」
文部科学省が推進する、子供たちの個性に合わせた教育の実現に向け、全国の学校で義務教育を受ける児童生徒に1人1台の学習者用PCやクラウド活用を前提とした高速ネットワーク環境など整備する5年間の計画

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識