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2021年06月23日

【流 通】首都高技術とNTTドコモ ドローンでくまなく橋梁点検する手法を確立


首都高技術とNTTドコモは大型ドローンと小型ドローンを併用して、くまなく橋梁を点検する手法を確立した。両社は2019年度よりドローンによる定期点検前スクリーニングとして共同研究を実施してきた。

今回開発された手法は大型のドローンでは広範囲の撮影し、小型のドローンでは橋桁内部の撮影を行い、足場が組みづらい橋梁点検において、作業の効率化する。今後、急増すると予測される、定期点検前のスクリーニングでの活用を想定している。

首都高速道路などの都市高速道路における橋梁は、人口密集地帯かつ海上など離発着場所が限られる飛行環境で従来のドローンでは点検が困難だった。

確立した手法は、大型ドローンと小型ドローンの2種を併用した手法で、大型ドローンには、高精細カメラを搭載し、広範囲を撮影する。あらかじめ決めたルートを自律飛行して、効率的にスクリーニングを行います。小型ドローンは、大型ドローンで入り込めない橋の入り組んだ箇所に入り、外角からは見えない箇所を撮影する。

撮影した画像と映像はNTTドコモのドローンプラットフォーム「docomo sky(R)」上で管理する。これまで橋梁で撮影された画像や映像はGPS情報が取得しづらいため、撮影された場所との紐づけが困難だったが、「docomo sky」を用いることで、画像や映像と場所を紐づけて確認することが可能となり、異常のあった箇所を効率よく確認することが可能になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通