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2021年06月18日

【物 流】JR貨物 2021年5月 輸送動向


JR貨物は2021年5月の輸送動向を発表した。

同月はコンテナ全体で1,414千トン(前年実績1,310千トン)、前年比108.0%。
車扱全体では、472千トン(前年実績433千トン)、前年比109.0%となった。

扱別に見ると、コンテナではEC需要の拡大や3月のブロックトレイン運転開始等により積合わせ貨物が236千トン(前年実績217千トン)、前年比108.9%となった。また、自動車生産の回復の影響で原料の需要が増えたことで、化学工業品で132千トン(前年実績114千トン)、前年比116.1%、化学薬品で102千トン(前年実績90千トン)、前年比113.0%と前年を上回った。さらに、昨年の需要低迷からの反動増で紙・パルプが169千トン(前年実績153千トン)、前年比110.9%となった。
一方で、一昨年の台風19号関連の災害廃棄物輸送の終了等により、エコ関連物資は51千トン(前年実績54千トン)、前年比93.8%と昨年を下回った。さらに、緊急事態宣言下で飲食店営業規制に伴うビール類の需要低迷により食料工業品は225千トン(前年実績225千トン)、前年比99.8%と前年並に推移した結果、コンテナ全体で前年比108.0%となった。

車扱では、昨年の緊急事態宣言による外出自粛となっていた反動で石油が352千トン(前年実績331千トン)、前年比106.1%と前年を上回った。さらに、昨年と比べ鉄鋼の生産調整が緩和されたことにより、セメント・石灰石で48千トン(前年実績33千トン)、前年比148.2%となった結果、車扱全体で前年比109.0%となった。

コンテナ・車扱の合計では1,887千トン(前年実績1,743千トン)、前年比108.2%となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者