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2021年06月16日

【流 通】横浜国立大学と横浜市立大学 生殖医療支援AIクラウドシステムを開発


横浜国立大学工学研究院・濱上知樹教授の研究室と、横浜市立大学附属市民総合医療センター・生殖医療センターの研究グループは、男性不妊治療において胚培養士が行う精子評価作業を、人工知能(AI)を使って支援するシステムを開発した。

研究グループはすでに判別が難しい精子とそれ以外の細胞を見分けるAI(適応的閾値ブースティング法、カスケード型グレーディング法)を開発しており、今回さらに国内各所の診療所における胚培養士に協力を得て、精子評価データをクラウド上で収集するシステムを本格稼働し、大規模な精子データの収集とディープラーニングによる学習を実現した。また評価のグレーディングだけでなく様々な視点で行われる精子評価の分布を高精度に推定する新たな手法を開発した。この技術によって、新たな精子選別において、多数の胚培養士の評価結果を予測・提示することができるようになった。また、その判断を説明可能にするためのファジィ推論のしくみも導入された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通