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2021年06月15日

【知 識】本田技研工業とコマツ バッテリー共用システムの構築などの共同開発を開始


本田技研工業とコマツは「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック(※1))」を活用したコマツのマイクロショベル(※2)の電動化とモバイルパワーパックを活用しさまざまな建設機械・機材に相互使用を可能にする土木・建設業界向けバッテリー共用システムの体制構築を目指す共同開発に関する基本合意契約を締結した。

これまで本田技研工業はモバイルパワーパックを活用した製品の拡大、コマツは2020年4月にバッテリー駆動式ミニショベルを国内市場に導入するなど、両社とも業界に先駆けて環境負荷の低い製品の実現に取り組んできた。今回の共同開発ではコマツの建設機械の中でも管工事や造園、農畜産など、人や樹木・花卉と密接した作業現場で利用されることの多いマイクロショベル「PC01」に、モバイルパワーパックと電動パワーユニット(eGX)を搭載することで電動化し、2021年度中の市場導入を目指す。マイクロショベルの電動化により、騒音・排熱を大幅に低減できるほか、排出ガスゼロを実現することで環境への影響を抑え、かつ、屋内外問わずさまざまな作業環境で快適に作業することを可能にする。また交換式モバイルパワーパックの特長を活かし、充電を待たずに電動機器を使い続けることができる。モバイルパワーパック搭載により、エネルギー供給の容易化、利便性向上の実現を図る。

電動マイクロショベルの市場導入後、本田技研工業とコマツは、土木・建設現場へモバイルパワーパックを供給し、バッテリー交換をはじめとするアフターサービスも含めた電動建機の利便性向上に向けて実証実験を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識