2021年06月08日
【知 識】長瀬産業とカリウド社 企業向けの社員健康管理サービスの開発を開始
長瀬産業はＡＩ技術を活用して全身の細胞や多臓器間のネットワークを 可視化 する技術を開発・提供するＫａｒｙｄｏ ＴｈｅｒａｐｅｕｔｉＸ（以下 カリウド社）と共同研究契約を締結し、企業向けの社員健康管理サービスの開発を開始した。
カリウド社は生体の多器官連関ネットワーク（全身の器官同士のクロストーク）を見える化するアルゴリズムをコア技術としている。今回の共同研究は疾患関連の生体及び臨床マルチオミックス情報（※）を活用し、個人の健康診断やライフスタイルの記録などから、動脈硬化や心筋梗塞など２７の疾患の予兆につながる相関性（バイオマーカー）を新たに探索することを目的としている。共同研究後に実証実験、試作開発を行い、疾患予防を提案するアプリとして、まずは企業向けに提供を開始することを目指す。長瀬産業は２０２０年７月からカリウド社と業務提携し、カリウド社が開発した基盤技術を国内外で独占的に営業・販売している。
※ オミックス（Ｏｍｉｃｓ）
ある対象に対する「網羅的情報」。例えば、人間の身体を構成するＤＮＡ、タンパク質、その他生体高分子、身体を構成する多種多様な細胞や器官（臓器）、身体の健康状態に関連する細菌叢（腸内・口腔内など）、生理的機能、疾患に関連するバイオマーカー、疾患の症状、生活習慣など、それぞれの対象の網羅的な情報を指す。マルチオミックスとは、複数のオミックスの集まりを指す
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
