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2021年05月21日

【アジア】東芝インフラシステムズ 台湾高速鉄道向け電気設備機器を受注


東芝インフラシステムズは東芝エレクトロニクス台湾社(以下 東芝台湾社)経由で台湾高速鉄道の変電所・駅等の電気設備機器の更新設備および設置工事を受注した。2022年度上期から順次納入する。

台湾高速鉄道は台北・高雄間(350km)を最速約1時間半で結ぶ鉄道として2007年1月に営業運転を開始した。今回受注したのは左営駅から嘉義駅間(93.6km)の7か所の変電所の監視制御を行う配電盤および駅・車両基地の遠隔制御装置の製造、設置と切替工事で、東芝インフラシステムズ・府中事業所を中心に製造する。設置・切替は既設配電盤の稼働を維持しながら切替えていく難易度の高い作業が含まれるが、国内外での豊富な経験を活かして取り組まれる。

東芝インフラシステムズは2000年に日本企業連合が受注した台湾高速鉄道プロジェクトにおいて、車両電気品や変電システム、運行管理システム、通信システム、保守管理システムなどを担当した。また台湾高速鉄道開業以来これら納入設備およびシステムのメンテナンスサービスを東芝台湾社と共同で行ってきた。

今回、これまでの納入実績やサービスの提供による設備・システムの長期的かつ安定維持への貢献が高く評価され、受注につながった。同社は高速鉄道以外にも台湾鉄路管理局の通勤電車向け電気品を納入するなど、豊富な実績があり、台湾を海外鉄道事業の注力市場と位置付けている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア