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2021年05月11日

【流 通】アッテル なりすまし防止機能を搭載したWeb学力診断サービスの提供開始


アッテルは「なりすまし防止」機能を搭載したWeb学力診断サービス「アッテル基礎能力診断」の提供を正式リリースした。

一般的に企業が採用する際、基礎能力を測るために30分程度のインターネットを活用した学力検査が行われているが、検査を知人や代行業者が代わりに受験する「なりすまし受験」の事例が問題になりつつある。実際に同社が採用担当者300名に行ったアンケート調査では、66%が「課題と感じている」と回答した。2021年度もインターネットを使ったリモートでの採用活動が増えていくことが予測され、このような問題を抱える企業が増加していくことも予測される。

これまではWeb学力診断では「本人確認」や「生体認証」により、なりすましの防止を試みてきた一方、これらの方法では「本人がパソコンの目の前に座っているが、画面を別画面に共有し、別の回答者が存在する場合」のなりすましを防止できないという課題があった。

今回提供される「なりすまし防止機能」は、1回目は初期スクリーニング目的で大人数がWeb上で受験し、2回目は最終面接前など受験人数が絞り込まれた段階で現地にて受験することで、運営コスト・担当者の負担を抑えて実施できる。

ベイズ推定(※)をベースとし、学習機能を備えたアルゴリズム(AI)を活用することで、少ない問題数で正確な学力を測定可能にするほか、受験者数が増えれば増えるほど、精度が上がっていく。

1回目と2回目のテストで同じ難易度だが、異なる解法・回答である問題を出題し正解できるか確認することで、1回目になりすましがあったか否かを判定することができる。


※ ベイズ推定
ある事象が起きる確率分布を、実際に起きた事象を加味して、よりよい精度の確率分布を推定していく方法のこと。「なりすまし防止機能」では少ない問題数からでも、正確な学力を推定するために本手法をベースにしたアルゴリズムを用いている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通