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2021年05月13日

【アジア】パナソニックとローソン 上海に環境配慮モデル店舗を開店


パナソニックとローソンは中国・上海に、省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗をオープンした。

この店舗では売場の冷蔵商品ケースの室外機へのGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒R448A/R449Aを使用した冷凍機の導入や、高効率LED照明、セルフサービスの新型電子レンジ、省エネ実行支援システム等を採用することで、電気使用量とCO2排出量ともに約2割の削減(2015年度の標準的な店舗対比)を目指す。加えて店内に設置するパナソニックの独自技術「ナノイー」発生器を設置した業務用エアコンや、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で店内の脱臭・除菌を行い、クリーンな空気質を提供する。

また両社は中国でリファービッシュリースの新事業も行う。中国では店舗の土地の不動産契約が日本に比べて5年と短く、移転する際に店舗の要冷機器や什器を廃棄することがあった。この事業では中国のローソン店舗で使用済みとなった要冷機器や什器をパナソニックが回収・メンテナンスを行い、中国国内の店舗向けに再リースする。新しい機器、什器を購入するよりコストを抑えられ、店舗の新規オープンの際の投資費用削減と資源ロスの削減にもつながる。

ローソンは1996年に中国に進出し、現在は同国内で3,428店舗(2021年3月末時点)展開しており、エリアライセンス契約や各地でのメガフランチャイズによる出店を中心に、2021年までに4,000店舗、2025年までに10,000店舗への拡大を目指している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア