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2021年05月10日

【知 識】商船三井と唐沢農機サービス アフリカへの中古農機輸出事業を開始


商船三井と唐沢農機サービスは業務提携し、越境ECサイトを活用したアフリカへの中古農機輸出事業を開始する。事業開始にあたり、商船三井は全額出資のKiliMOL(読み:キリモル)を2021年5月に設立する。

2020年9月に両社は事業共同検討に関する覚書を締結し、事業化に向け検討を行ってきた。事業化に向けた第1弾として、農業が盛んで小農が多く、経済成長著しい東アフリカのケニアをターゲットとし、2021年1月に唐沢農機サービスが運営する農機具流通支援サービス「ノウキナビ」から中古農機5台を調達し、商船三井が運航する自動車専用船「MARGUERITE ACE」で、神戸港と木更津港からケニア・モンバサ港へ輸送した。2021年3月にはナイロビ近郊のムエア周辺地域で、現地の農地に日本の農機が適合するかなどの実地検証を行い、その後、現地の農家や農機オーナー向けにデモンストレーションを実施した。実地検証では日本の小型中古農機の有効性が確認でき、また現地の人々から日本の小型中古農機の機能に高い評価を受けた。

今後、アフリカをはじめとする開発途上国では経済発展に伴い農業の機械化が進んでいくと見込まれ、中古農機の需要も増加すると考えられる。そのような需要に対応するべく、商船三井はKiliMOLを設立して事業を開始することを決定した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識