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2021年04月14日

【環 境】日立製作所 企業の脱炭素経営を支援する環境情報管理システムの提供開始


日立製作所は環境情報管理「EcoAssist−Enterprise」の新しいメニューとして、日立コンサルティングとの連携によるESG(環境・社会・ガバナンス)投資指標の向上を目的とした「Co2算定支援サービス」の提供を開始した。

「Co2算定支援サービス」はESG投資指標として活用されるCDP回答やSBT認証取得など、非財務情報の開示を支援するシステムとコンサルティングサービスが一体となった温室効果ガス排出量の算定支援サービスで、従来大きな労力と時間が必要とされていた、各種データの収集・集計からサプライチェーン排出量算定、さらにCDP回答書の作成やSBT取得支援までを日立グループによりワンストップで提供し、効率化を実現する。

ESG投資指標に活用されるCDP回答書では、企業は原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連のサプライチェーンから発生する温室効果ガス排出量の算定が求められている。CDPのスコアアップに必要となる温室効果ガスのサプライチェーン排出量の算定は、合計3つのスコープに分かれている。具体的には、@事業者による温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)、A他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出、Bそれ以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)である。これらの算定は複雑であり、またCDP回答書にはそれ以外の専門的な内容も多く、経験の少ない企業はCDPのスコアアップが難しいという課題がある。

こうした課題を解決すべく、「Co2算定支援サービス」は幅広い業種(製造、流通・小売り、電力など)の企業に採用実績がある「EcoAssist−Enterprise」と、日立コンサルティングが提供する脱炭素化・再生可能エネルギー導入のための「GHG算定支援サービス」が連携し、ESG投資家が重要指標として参照するRE100/SBT/TCFD/CDPなどに関する各種報告に必要な情報を効率的に具現化する。

「Co2算定支援サービス」は各スコープによる温室効果ガス排出量の算定・報告基準に則したデータをEcoAssist−Enterpriseを活用することで全拠点から効率的に集約・管理し、それをもとにサプライチェーン全体でのCO2排出量の算定をコンサルティングサービスにより支援する。これにより機関投資家が重要な指標として参照するRE100/SBT/TCFD/CDPなどに関連する各種報告をタイムリーに集計し、企業価値向上を実現する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 脱炭素・カーボンオフセット【内容】