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2021年04月13日

【知 識】三菱ケミカルとフジシール ペットボトルラベルリサイクルの実証開始


三菱ケミカルはサーキュラ―エコノミー(循環型経済)推進に向けた取り組みの一環として、フジシールグループと共同で、ペットボトルの使用済みシュリンクラベルの再利用に向けた実証プロジェクトを開始した。

シュリンクラベルはペットボトル容器自体に顔料などを付着させることなく必要な表示や遮光機能などを保持させることができるため、ペットボトルのリサイクル率向上に貢献している。一方でラベルそのものについてはリサイクルの仕組みが確立されておらず、資源循環の観点から対応が求められている。

三菱ケミカルは、この課題を解決すべく、長年の顧客であり高いシュリンクラベル設計技術を有するフジシールと共に、使用後のシュリンクラベルを新たなシュリンクラベルに再利用する仕組みの共同実証プロジェクトを開始、2021年春には実証プラントを設置して検証を進め、2022年の社会実装を目指す。

プロジェクトではラベルが装着されたままのペットボトルから回収されるラベルを対象とします。フジシールのシュリンクラベル設計技術や三菱ケミカルのフィルム設計・製膜技術などを融合することで、使用後のシュリンクラベルから印刷インキを取り除き、新たなシュリンクラベルに再利用するとともに、脱離されたインキの有効活用についても実証検証を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識