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2021年04月06日

【環 境】商船三井など 新造木材チップ船にマイクロプラスチック回収装置の搭載決定


丸住製紙と商船三井は、商船三井と三浦工業が共同開発中のマイクロプラスチック(※)回収装置を、2022年に竣工を予定している丸住製紙向けの新造木材チップ船1隻に搭載することを決定した。マイクロプラスチック回収装置の搭載は、2020年10月27日の試験採取実施に始まり、バルクキャリア3隻への搭載を経て、本船は5隻目の搭載となる予定である。

従来、マイクロプラスチックはバラスト水処理装置を構成する逆洗機能付きフィルタに捕集され、フィルタ洗浄時の船外排水と一緒に排出されていた。そこで新たにマイクロプラスチック回収装置を設置し、船外排水の一部を導くことによって、マイクロプラスチックの回収を実現した。これまでの試験採取から、本装置の性能が設計通りであることを確認し、年間一隻あたり数万個の回収量を見込んでいる。

※ マイクロプラスチック
海へ放出されたプラスチックごみが紫外線や波による劣化によって5mm以下の微小サイズになったプラスチック粒子を指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 3R活動・廃棄物処理【内容】