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2021年04月01日

【知 識】グラミン日本とSAPジャパン 生活困窮者の経済的自立支援で連携


グラミン日本とSAPジャパンは生活困窮者への経済的自立支援を目的として、デジタルプラットフォームを使って雇用機会のニーズをマッチングさせる就労支援における連携協定を締結した。

企業や団体が提供する雇用機会と、生活困窮者の就労ニーズをスピーディーにマッチングさせるために、SAPの外部人財管理ソリューション「SAP Fieldglass(エスエーピー・フィールドグラス)」を活用したソーシャル・リクルーティング・プラットフォームをSAPジャパンが構築し、グラミン日本が運用する。2021年4月からの運用開始が予定されている。

現在、日本では6人に1人が「相対的貧困」にあるとされており、世帯別の相対的貧困率は母子世帯が51.4%と、父子世帯(22.9%)、ふたり親世帯(5.9%)と比較して突出して高い状況が問題視されている。また、厚生労働省の発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響により解雇や雇止めで職を失った人は8万人超に上る一方、リモートワークの浸透など、スキルとデバイスがあることによって、場所や時間を選ばない多様な働き方も徐々に可能となってきている。

このような社会的状況下において「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会へ」というミッションを掲げるグラミン日本と「世界をより良くし人々の生活を向上させる」というビジョンを掲げるSAPジャパンが連携協定を締結し、デジタルを活用して生活困窮者に雇用の機会を提供し、自立を支援することを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識