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2021年03月30日

【流 通】鉄道インフラのリアルタイム遠隔・自動監視システムの構築に成功


中央復建コンサルタンツ、NTTドコモ、京浜急行電鉄と横須賀市の4者は、5GとAIを活用し、鉄道インフラをリアルタイムに遠隔から自動監視する実証試験に成功した。2021年4月以降、実証で構築したシステムのさらなる高度化と、鉄道事業およびその他領域における本格運用検討を行う。

今回の実証は2020年12月21日〜2021年2月12日に京急電鉄の久里浜工場で実施した。4K映像を5Gで伝送し、網内クラウド環境(MEC)にて高速AIディープラーニングにより解析した後、解析結果を遠隔地にリアルタイム配信した。検証は通常時の車両監視と災害時を想定した線路点検を対象とした。車両監視では固定4Kカメラとサーマルカメラで車両の床下機器を撮影し、台車の疑似的なき裂やブレーキパッドの摩耗、機器収容箱ハンドルの開き、車軸温度の上昇を検出した。線路点検はドローン上の4Kカメラで線路を撮影し、飛来物などを想定した大きさ・形状の異なる障害物の検知をし、各解析結果は遠隔PCにリアルタイム配信した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通