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2021年03月22日

【知 識】山形県で「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービス提供


山交バス、庄内交通、JR東日本は「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意した。県内全域をカバーする形で、複数の民間バス事業者が一斉に交通系ICカードを導入するのは全国で初めてで、県内の交通ネットワークの利便性向上が期待される。導入にあたっては、山形県の「交通系ICカード導入支援事業」や国の補助制度を活用する。

地域連携ICカードは山交バスと庄内交通が運行するバスの乗車券や定期券、各種割引などの地域独自サービスの機能に加え、SuicaエリアおよびSuicaと相互利用を行っているエリアで利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaのサービスが、1枚で利用できる。

地域連携ICカードの導入により現金の両替が不要になるなど、バス利用者する県内の利便性の向上はもとより、既存のSuicaやSuicaと相互利用可能な他の交通系ICカードでもバスを利用できるようになるため、観光など県外からの訪問者の利便性も向上する。また精算方法がキャッシュレスになることにより、新型コロナウイルスをはじめとした感染症防止対策としても効果を発揮する。導入後は乗降データを利活用して適切な運行経路やダイヤに向けた見直しを行い、県全体のバスネットワークの持続性確保や利用促進を図る。サービス開始は2022年春頃を予定されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識