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2021年03月18日

【流 通】三菱電機 AIで話し言葉から要約文を自動生成する技術を開発


三菱電機は、AI技術「Maisart(R)(マイサート)(※1)」を用いて、話し言葉から書き言葉の要約文を高精度に自動生成する「知識処理に基づく対話要約技術」を開発した。これによりコールセンターのアフターコールワーク(※2)における報告書作成時間を半減(※3)する。2021年3月から同社コールセンターで実証評価を行い、その後、修理受付や製品に関する各種問い合わせ業務への適用を目指す。

「知識処理に基づく対話要約技術」はAIが通話履歴と過去の報告書を事前学習することで、電話などにおける対話の文脈を理解し、話し言葉特有の表現や類義表現を統一した書き言葉に補正する。補正された書き言葉の文を過去の報告書と照らし合わせ、最も意味が類似し、かつ短い文を自動抽出することで、製品情報や症状など報告書に不可欠な文が約90%(※3)含まれる要約文を自動生成し、アフターコールワークで、従来人手で作成していた報告書の作成時間を半減する。

また、AIが生成した要約文を人が補正した場合、AIが書き言葉の補正誤りとして自動で追加学習し、次回からその内容で要約文を自動生成する。

※1 Maisart
Mitsubishi Electrics AI creates the State−of−the−ART in Technologyの略
全ての機器をより賢くすることを目指した三菱電機のAI技術ブランド

※2 アフターコールワーク
電話応対終了直後に行う対話内容を記録するなどの作業

※3 コールセンターで録音されたデータや報告書による評価

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通