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2021年03月15日

【流 通】エーザイ ケニアで新型コロナウイルス感染症の検査体制構築を支援


エーザイはアフリカで医療アクセス向上に取り組むヘルスケアスタートアップ企業Connect Afyaの子会社CA Medlynks Kenyaがケニアにおいて進める新型コロナウイルス感染症の検査体制構築に向けた活動に賛同し、支援する。CA Medlynks Kenyaはメルー カウンティ(※)の協力のもと、現地でPCR検査ラボの設立や検査に必要な機器の調達、検査技師の訓練を支援するための活動を予定にしている。

メルー カウンティはケニアの47カウンティの一つで、東部州では最大となる約135万人の人口を有している。ケニアは引き続き新型コロナウイルス感染症が拡大しており、メルー カウンティでは新型コロナ検査に必要な機器・設備、技師が不足しているため、検査サンプルを200キロメートル以上離れた首都ナイロビまで送付しなければならず、検査結果の確認に時間がかかることが課題となっている。今回の活動に対する支援によりメルー カウンティにおける持続可能なPCR検査体制を構築することで、同カウンティにおける正確かつ迅速な感染状況の把握や、感染状況を踏まえた対応策の策定に大きく貢献することが期待されている。

エーザイはアフリカ地域において新型コロナウイルス感染症の拡大抑制を支援するとともに、顧みられない熱帯病(NTDs)制圧の取り組みの遅延防止に貢献するため、1年間で1百万米ドル規模の支援を決定している。すでに感染症に対する臨床研究を実施している基幹病院への保護具(マスク、ゴーグル、フェイスシールド等)の提供や、ケニアにおけるNTDs制圧のための集団投薬再開に必要なマスクとサニタイザーを提供した。またAmref Health Africaが開発し、医療関係者へのトレーニングなどを提供するモバイルヘルスプラットフォーム「LEAP」について、サハラ以南の国々における開発・普及を支援している。

※ カウンティ
ケニアの行政単位

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通