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2021年02月12日

【知 識】J&T環境と萩原工業 ブルーシートの水平リサイクル「Revalue+」


J&T環境と萩原工業は、廃ブルーシートから再びブルーシートを製造する「Revalue+」(※1)の事業化を目指し、業務提携した。

現在、廃ブルーシートはその多くが焼却処理されており、一部のマテリアルリサイクル(※2)されている再生ペレット(※3)についても、再生ペレットの品質の問題からブルーシートの原料とはならず、カスケードリサイクル(※4)されている。そのような中、SDGs(持続可能な開発目標)の実現や、廃プラスチックによる環境汚染問題の解決へのアプローチとして、カスケードリサイクルを超えた水平リサイクル(※5)への関心が、昨今急速に高まっている。

ブルーシート生産量国内最大手の萩原工業と、廃棄物の回収ネットワークとリサイクル技術を有するJ&T環境は、国内初の廃ブルーシートの水平リサイクル「Revalue+」で、ブルーシートの循環スキームを段階的に構築する。廃ブルーシートを年間5,000t回収・リサイクルすることを目標に事業化を目指す。

※1 Revalue+
「廃ブルーシートのリサイクル原料からブルーシート製品を製造すること」をJ&T環境と萩原工業がネーミングした

※2 マテリアルリサイクル
製品を原料として再生利用(リサイクル)すること

※3 再生ペレット
粒状の樹脂

※4 カスケードリサイクル
品質の低下を伴うリサイクルシステム

※5 水平リサイクル
使用済み製品が資源となりまた同じ製品として生まれ変わるリサイクルシステム
廃ペットボトルのボトルtoボトルリサイクルなどがこれにあたる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識