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2021年02月09日

【物 流】NTTロジスコ 検品業務にAI画像認識技術を用いた検品システムを導入


NTTロジスコはレンタル機器の再生品におけるセット化検品作業に「AI画像認識技術を用いた検品システム」を導入した。

同社は環境負荷低減を目的とした3R活動の一環として、撤去・回収したレンタル通信機器を再生利用可能とするためにクリーニングや動作試験、再生品のセット化といったリファビッシュ業務を実施している。しかしレンタル機器本体と付属品である電源アダプターのセット化作業の際、電源アダプターにバーコード等の商品識別子が付与されていないため、作業者の目視による製品の特定とWMS(物流管理システム)への入力、目視による誤判定の防止のために2名体制による検品作業が必要となるなど、人手作業と作業の属人化からの脱却が課題となっていた。

今回導入された「AI画像認識技術を用いた自動検品システム」は再生品の機器本体の製造番号(MACアドレス)と電源アダプターの物品コードとをAI画像認識技術を用いてテキスト化し、システム上で自動的に検品を行う。

作業では、まずカメラで機器本体の製造番号と電源アダプターの製造モデルの文字情報を同時に撮影しシステムに送信する。それを画像認識処理し、電源アダプターの物品コードを取得する。取得したデータは登録済みのマスタデータと照合される合致した場合、システムからWMSにテキストデータを送信し検品が完了する。

システム導入により「1人当たりの処理台数の生産性60%向上」、「検品ミス0%の達成による品質向上」、「熟練作業者に依存しない作業体制の確立」といった成果があがっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者