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2021年02月04日

【環 境】三菱商事 CO2をコンクリート建材に注入する技術を持つカナダ企業に資本参画・業務提携


三菱商事は、環境負荷低減に向けた取組の一つとして、コンクリート建材にCO2を注入するカーボンリサイクル技術を有するカナダのCarbonCure Technologies(以下 CarbonCure)に資本参画すると共に同社技術の事業拡大に向けた業務提携に合意した。

CarbonCureのカーボンリサイクル技術は、生コンクリート製造時にCO2を固定化・有効利用することでCO2の排出源であるセメントの使用量を削減し、CO2を削減する。強度や信頼性は従来のコンクリートと変わらず、北米を中心に既に広く商業利用されている。三菱商事は自社のネットワークを活用して、日本を中心としたアジアにCarbonCureの技術展開を支援し、建設業界のCO2排出削減に取り組んでいく。

三菱商事は今後も、CO2有効利用コンクリートCO2−SUICOMやCO2を用いたコンクリート骨材を開発する米・Blue Planet Systems Corporationとの事業開発等を含めたCO2有効利用コンクリート分野での事業化を通じて、経済価値・社会価値・環境価値の三価値同時実現に資する取組を強化していく。

CarbonCure 関連設備・技術の特徴 
1. 生コンクリート工場の既存の製造プロセスを大きく変更せずに、CarbonCureの開発した関連設備を設置することで、この技術を導入出来る。また、関連設備はリースでの提供となり、低コストで導入出来る。
2. CO2の注入により、セメントの使用量が削減される為、CO2排出量の低減に繋がる。
3. 加えてデジタル技術を用いたCO2削減量の可視化も可能である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】