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2020年12月14日

【物 流】ANA 航空機向け手荷物積み付けロボットと無人搬送で一連の工程を自動化


全日本空輸(ANA)と豊田自動織機はコンテナへ自動で手荷物を積み付けるロボットを新たに共同開発し、実用化に向けて取り組んでいた自動運転トーイングトラクターによる無人搬送の接続を通じて、手荷物を航空機に搭載する一連の工程の自動化に取り組む実証実験を2020年12月14日から18日まで行う。

両社が共同開発したのは、国内で初めてとなる航空機向けコンテナ用手荷物積み付けロボットで、新開発のロボットハンドと独自の積み付けロジックを採用し、手荷物1個を平均25秒で積み付けできる。幅350〜510mm、長さ400〜750mm、高さ200〜300mm、重量35kg以下のキャスター付きスーツケース(ソフト・ハード)を縦横どちらの向きでも積み付けできる。スーツケースのサイズを読取り、高効率で荷崩れの少ない積み付け位置を演算し、並び替えを行いながら2つのコンテナへ同時に積み付ける。

また、これまで自動運転トーイングトラクターは、緊急時対応のため運転者が乗車して自動走行していたが、今回の実証実験では運転者が乗車せずに自動走行する。走行コースは貨物上屋内〜貨物上屋外〜貨物上屋内の1周約260mで最大速度は時速15km、上屋内は時速5kmとなっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者