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2020年12月10日

【環 境】川崎重工業 世界初の液化水素荷役実証ターミナルHytouch神戸を納入


川崎重工業は技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(以下 HySTRA)向けに、世界初の液化水素荷役実証ターミナル(以下 Hytouch神戸)を納入した。運転試験を開始し、2020年度中に実施予定のNEDOの助成事業において、豪州から日本へ液化水素を輸送する国際水素エネルギーサプライチェーンの実証試験で運用される。

Hytouch神戸にはマイナス253℃で体積を800分の一にした極低温の液化水素を長期間、安定的に貯蔵する国内最大の2,500m3球形液化水素貯蔵タンク(容量2,250m3)や液化水素専用船陸間移送ローディングアームなどが設置されている。

同タンクは内外2つ重ねたタンクの間の真空層で外気温からの熱伝導を遮る「真空二重殻断熱構造」と、最も入熱量を抑えることができる形状である球形を採用した。またタンクの構造は、川崎重工業が1980年代にNASDA(現 JAXA)の種子島宇宙センターに納入した液化水素タンクの30年以上にわたる運用実績で積み重ねてきたノウハウを活かすことで、高い信頼性を有している。Hytouch神戸のタンク性能評価においても高い断熱性能や設備の健全性が確認された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】