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2020年10月27日

【流 通】NECとFC今治 OKADA METHODのプラットフォームを共同開発


NECとサッカークラブ「FC今治」を運営する今治.夢スポーツは、FC今治が2014年から導入しているサッカーの指導方法を体系化した「OKADA METHOD」をデジタル化し、育成におけるPDCAサイクルと指導ノウハウの共有による質の高い指導環境を創出するスポーツ育成支援プラットフォームを共同開発した。

FC今治は2020年4月から9月までFC今治の指導者を対象に実施したテスト・検証を経て、10月よりチーム全体の指導を行う指導者向けに同プラットフォームの本格導入を開始した。また、NECではスポーツ団体に留まらず、部活動等地域のスポーツ指導者不足という社会課題解決への挑戦として、北海道鹿追町・北海道鹿追高等学校で、同プラットフォームを活用した実証実験にも取り組んでいる。

スポーツ指導はこれまで、指導者のスキルやノウハウに依存し、指導者間において効率的に指導方法が共有されず、組織やチーム内で指導履歴等が蓄積・継承されていないことが大きな課題となっている。FC今治はチーム運営の上で重要な役割を担う指導者育成のため「指導のPDCAサイクルの習慣化」、「選手やチームの変化や成長を可視化」、「データ蓄積によるチームの財産化」等に向けた仕組みづくりを進めてきた。

今回共同開発したスポーツ育成支援プラットフォームにより、指導者ごとに属人化されていたノウハウをデジタル化し、トレーニング履歴の可視化とともに、指導者間の情報共有を効率化する。これにより、より多くの選手に対して質の高い指導を行うことができ、成長に合わせた良質なトレーニングを可能になる。なお同プラットフォームは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科ともに共同研究を行い、育成における指導プロセス等を構造化したことにより、様々なスポーツ種目でも論理的な指導が可能になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通