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2020年10月26日

【知 識】京都府精華町で電柱等を活用した「まちなか宅配ボックスサービス」の試行実施


関西電力送配電(以下 関西送配電)、豊田自動織機、日本ネットワークサポート、京都府、精華町、関西電力は、電柱等を活用した「まちなか宅配ボックスサービス」の試行を、2021年1月31日まで実施している。

「まちなか宅配ボックス」は住宅地内の電柱等に設置した、いつでも誰でも利用できる共用型の宅配ボックスで、地域住民が自身の生活エリアにて宅配荷物の受取りできる。

近年、物流業界では、eコマース(※1)の進展による宅配荷物の増加や人手不足が深刻化しており、さらには新型コロナウイルス感染症の影響により、非接触での荷物の受け渡しに対する需要が高まっている。これら課題に対する解決策の一つとして、誰もが自由に荷物を受け取ることができる共用型の宅配ボックスが注目されている。

今回の試行は国土交通省により、スマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトとして選定された「スマートけいはんなプロジェクト」の一環として行われる。関西送配電が主体となり、豊田自動織機、日本ネットワークサポート、京都府、精華町、関西電力と連携し、ヤマト運輸、日本郵便、西濃運輸が協力する。

具体的には京都府精華町精華台1丁目・2丁目内で、関西送配電が保有している敷地内や民有地内に設置されている電柱等に、豊田自動織機が開発した宅配ボックスを、日本ネットワークサポート製の専用器具を用いて設置し、地域住民に利用することで生活利便性の向上をめざすとともに、スマートなまちづくりのための知見やデータを収集する。試行を通じて、宅配荷物の再配達回数削減による環境負荷の低減や地域社会の発展に貢献し、サステナブルコミュニティ(※2)の実現に取り組む。

※1 eコマース
インターネット上での売買や決済、サービスの契約などを行う「電子商取引」

※2 サステナブルコミュニティ
さまざまな分野での地域課題が解決された持続可能な街

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識