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2020年10月02日

【流 通】日本生命 健康・医療領域のベンチャーファンドへの投資を実施


日本生命保険は、健康・医療の領域で社会的インパクトの創出を志向する企業に投資するファンドへの投資を決定した。同社子会社のニッセイアセットマネジメントが運用するファンドを通じ、Grove Street Advisors(以下 Grove Street社)の関連会社が運用する「Life Science Impact Program」(以下 同ファンド)に、約100百万米ドル(約105億円)投資する。同ファンドは健康・医療領域の複数の優良ベンチャーファンドに投資し、経済的リターンの獲得と同時に、社会的インパクトを創出、計測し、SDGs達成への貢献を企図している。

同ファンドの実質的運用者であるGrove Street社は、未公開株式ファンドへの投資を専門に行っている。特に健康・医療領域のベンチャーファンドへの投資を強みとしており、長期にわたる良好なトラックレコードを有している。

なお、同ファンドの投資対象は世界の人々のクオリティ・オブ・ライフ向上や健康長寿の実現を目指す創薬、医療機器開発といった領域を中心にしており、新型コロナウイルス感染症拡大下で抗体研究や早期のワクチン開発への取り組みを通じ、喫緊の社会課題の解決に資するインパクト創出を志向する企業も含まれる。

日本生命保険は環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、環境問題の解決や社会貢献に資するESG投融資を積極的に推進しており、SDGsの達成に貢献するインパクト投資もその一つと位置付けている。同ファンドへの投資を通じ、Grove Street社と協働して医療領域でのインパクト計測にかかる知見を蓄積し、日本生命保険のインパクト投資の拡大・発展に活用する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通