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2020年09月18日

【流 通】JVCケンウッド 非常発報システム「浴室あんしん安全システム」開発


JVCケンウッドは超音波センサーで入浴者の頭部位置を計測し、浴室内死亡事故のリスクを低減する非常発報システム「浴室あんしん安全システム」を開発した。

「浴室あんしん安全システム」は独自の超音波を中心としたセンシング技術により入浴者の頭部位置の変化を約3秒で検知。音声アラームにより意識の有無を確認した後、約18秒で外部に発報し、早期の救命活動の可能性を高める。JVCケンウッドはハウスメーカーや浴室・浴槽メーカーをはじめ、発報を受けて駆け付ける警備会社等の各分野に提案する。

近年、超高齢社会の中、浴室での国内年間死亡事故数は約19,000人(※1)と交通死亡事故の約5倍(※2)発生しており、身近に潜む大きな危険のひとつになっている。またCOVID−19の感染拡大で介護施設や銭湯などの利用を控えてやむを得ず自宅入浴となるケースも増えており、今後事故数はさらに増加することが想定される。

「浴室あんしん安全システム」は天井に取り付けた超音波センサーにより入浴者の頭部位置を測定し、頭部位置に変化があった場合、浴槽との位置関係を計測することで、約3秒で溺水等の有無を判断。一次警報として音声アラームで入浴者に通知した後、反応がない場合は約18秒後に浴室外に通報する。そして警備会社などと連携することで、発報を受けて救助者が駆け付け、早期に救命作業を行うことが可能になる。

※1 「入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成24〜25年度総括研究報告書」における入浴中急死者数の推計値

※2 ※1と2016年国内年間交通事故死者の比較

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通