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2020年09月17日

【物 流】THK ルートテープが不要な搬送ロボットの受注開始


THKは、独自の自律移動制御システムを搭載する搬送ロボット「SIGNAS」の受注を2020年9月から開始した。内蔵カメラで目印となるサインポストを認識しながら自律移動する搬送ロボットで、ルートテープを必要とするAGV(無人搬送車)と異なり、特別なプログラミング知識がなくても経路設定やルート変更が行えるため、ロボットに不慣れな現場スタッフでも簡単に、安心して扱うことができる。

「SIGNAS」はロボットに内蔵されたステレオカメラで、設置されたサインポスト(目印)との距離・方位を計測し、経路に沿って走行動作(発進/カーブ/スピンターン/停止)を制御する。経路の設定はサインポストを設置すれば、経路の変更もサインポストを移動するだけで可能なため、プログラミング知識やレイアウト変更工事の必要がない。また積載タイプと牽引タイプの2タイプをラインナップし、使用環境やスペース、運搬物などの条件に合わせて幅広い用途に活用することができる。走行上に障害物を検知するLRF(レーザレンジファインダ)とバンパーセンサを搭載し、進行方向に障害物があれば安全に停止することができる。

標準セットは本体(鉛バッテリ搭載)、タブレットPC、充電器、リモートコントローラで構成されており、価格は200万円〜となっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連