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2020年08月31日

【物 流】凸版印刷 電子ペーパー搭載RFIDで製造現場のDX化を支援


近年、少子高齢化に伴う就労人口の減少から人手不足が深刻な課題となっている。製造現場では、製品管理のために物流ラベルの貼り替えなどの煩雑な作業を行う必要があり、作業の簡易化や効率化が求められている。また、それと同時に省資源化や省エネなど環境への配慮も求められている。凸版印刷は電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(ニアクロス)D2.9」を開発し提供を開始した。

「Near cross D2.9」は、電子ペーパーが搭載されており、電力なしで表示し続けることが可能。電子ペーパーの表示内容の変更もRFIDとの通信で可能となり、表示変更には無線通信時の電量を利用するため、バッテリーレスで電池交換・充電などが不要となる。電子ペーパーは反射光によって視認されるため、バックライトによる自然光が不要で太陽光の下でも視認性が良いのが特徴。
また、製造現場で多く使用されている通信規格ISO/IEC15693に準拠したRFIDを搭載しているため、1つのリーダーライタで、この規格に対応したRFIDとともに「Near cross D2.9」を運用可能。多言語での表示も可能で、外国人労働者に対する指示や情報伝達を最適に行うことが出来る。

「Near cross D2.9」は、単体でも運用が可能だが、システムの設計、開発、導入・運用、サポートを提供する凸版印刷の製造DXソリューション「NAVINECT」と組み合わせることで、生産性・品質向上や作業効率化を実現することが出来る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連