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2020年08月28日

【環 境】凸版印刷 バッテリーレス表示機能付きRFIDタグの提供開始


凸版印刷は、電池交換や充電などのメンテナンスが不要なバッテリーレス表示機能付きRFIDタグ「Near cross(ニアクロス)D2.9」を開発し、2020年8月25日より製造業や流通・小売業に向けて提供を開始した。

近年、少子高齢化に伴う就労人口の減少から人手不足が深刻な課題となっている。製造現場では製品管理のために物流ラベルの貼り替えや指示書の作成など煩雑な作業を行わなくてはならず、作業の簡易化や効率化が求められている。また、製造現場では省資源化や省エネなど環境への配慮が求められている。

同製品は、製造現場に多く使用されている通信規格ISO/IEC 15693(※)に準拠したHF帯RFIDを使用しているため、既存のリーダーライタでの読み取りと書き変えが可能である。またリーダーライタから、搭載している電子ペーパーディスプレイ(以下 電子ペーパー)の表示を3秒程度で変更することができ、10万回以上の表示変更が可能である。RFIDの通信に使用される電力を電子ペーパーの書き換えに利用する省電力設計を行っているため、電池交換や充電などのメンテナンス作業を省くことができる。これらにより、RFIDによるトレーサビリティに加え、製造現場での省人化やペーパーレス化に貢献する。

※ ISO/IEC 15693
13.56MHz帯を用いた近傍型RFIDを対象とする国際標準規格

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】