<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年08月24日

【物 流】セイノーホールディングス LCC宅配サービスを開始


セイノーホールディングスは子会社のココネット、フェリシモ、電警とのジョイントベンチャーであるLOCCOを通じて、LCC(Low−cost carrier)宅配サービスを開始した。

LOCCOが提供開始する「OCCO」は、業界初「幹線+ギグワーク」による置き配サービスで、セイノーホールディングスグループの持つ全国画一の幹線輸送網と必要な時に必要な分だけ働くギグワーカーを中心とした柔軟なラストワンマイル配送パートナー網を組み合わせるというこれまでにないコンセプトにより革新的な価格で荷物を届けることが可能となる。

2019年末に行われたフェリシモ会員向け東京都内での実証実験においては、利用者の利便性向上と物流コストが10%以上削減されることが実証された。2020年4月から首都圏でサービス提供を開始し、順次エリアを拡大していく。

EC業界を中心とする宅配荷物の増加やドライバー不足を発端とした宅配クライシスによって、ラストワンマイル領域での宅配便の在り方の変容が進む中、LOCCOは2019年より荷主・幹線輸送・ギグワーカーを含む配送パートナー・受取り手のそれぞれが心地よく荷物を受け渡しできる様、配送パートナー向けスマートフォンアプリの開発とサービス実証を進めていた。同サービスはアプリ公開に合わせて展開する形となる。

セイノーホールディングスは、「OCOO」を全国に展開するLCC宅配ネットワークへと強化する施策として、フリーペーパーの配布によるプロモーションを専業とするリビングプロシードを2020年9月1日よりグループへ参入する。約10,000名の配布員=ギグワーカーのネットワークを「OCCO」と融合することにより、ラストワンマイルのオープン・パブリック・プラットフォーム構築を加速させるほか、「OCOO」というサービスを誰もが、必要な時に、必要なだけ担える仕事とすることで業界の課題解決を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者