<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年08月05日

【環 境】カネカ 自社開発の結晶シリコン太陽電池がトヨタの低速自動運転EVに採用


カネカが開発した結晶シリコン太陽電池(ヘテロ接合バックコンタクト型(※1))が、トヨタ自動車の低速自動運転EV「e−Palette」のルーフガラス部分に採用された。今回採用された製品は世界最高の変換効率を誇る結晶シリコン太陽電池技術を用いており、また表面に配線のないバックコンタクト構造によって、自動車用ガラスに近い意匠性を実現した。これらカネカ独自技術による高い変換効率(※2)と優れた意匠性が評価されて採用されることになった。

カネカの車載用太陽電池は曲面状に設計することができ、自動車ボディへの設置が可能となった。

※1 ヘテロ接合技術とバックコンタクト技術を組み合せた結晶シリコン太陽電池。ヘテロ接合技術は物性の異なる半導体材料を接合する技術で、結晶シリコンとアモルファスシリコンの組み合せによる欠陥低減や、電気に変換できる光の波長が異なる材料を組み合せることで変換効率を向上させることができる。バックコンタクト技術は太陽電池の裏側にのみ電極をつくり電気を取り出す技術で、電極を裏面に集約することで、受光面を広くできるため、変換効率を高めつつ、意匠性も向上させることができる。

※2 結晶シリコン太陽電池として世界最高の変換効率26.7%を達成(カネカ調べ)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】