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2020年08月04日

【流 通】NEC 画像解析を活用して鉄道の沿線検査業務を支援するシステムを実用化


NECは鉄道総合技術研究所(以下 鉄道総研)が開発した線路周辺画像解析エンジンを活用して、鉄道の沿線検査業務を支援する「列車巡視支援システム」を実用化した。

「列車巡視支援システム」は先行してJR九州が運用する811系近郊型電車の2編成を対象に2020年4月から運用開始しており、他の車両にも拡張を予定している。鉄道業界において営業車で撮影した映像に画像解析を適用し、支障物を自動検知することによる列車巡視業務効率化の実用化したのは国内で初めて。

近年、少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化する中、鉄道業界でも検査業務の省力化が喫緊の課題となっている。「列車巡視支援システム」は鉄道総研の線路周辺画像解析エンジンを採用し、車上での映像撮影から無線ネットワークでのデータ転送、地上での表示/解析までトータルソリューションとしてシステム化を実現した。走行時に撮影した路線映像から支障物を自動で検知・可視化できるため、安全安心な鉄道運行に向けた列車巡視業務効率化に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通