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2020年07月21日

【物 流】JR貨物 2020年6月輸送動向


JR貨物は2020年6月の輸送動向を発表した。

同月はコンテナ全体で1,471千トン(前年実績1,693千トン)、前年比86.9%、車扱では、534千トン(前年実績627千トン)、前年比85.2%となった。

扱別に見るとコンテナでは、新型コロナウイルス感染症による需要低迷の影響で、紙・パルプが143千トン(前年実績198千トン)前年比72.6%、化学工業品が123千トン(前年実績156千トン)前年比78.5%、自動車部品が46千トン(前年実績77千トン)前年比59.4%、食料工業品が279千トン(前年実績307千トン)前年比90.7%などと前年を下回った。紙・パルプでは国内需要の低迷による減送が、化学工業品では自動車産業向けのタイヤ原料や樹脂等の減送が、自動車部品では自動車販売台数の減少が、食料工業品では清涼飲料水や外食産業向けのビールの輸送の減少がそれぞれ影響した。一方で、エコ関連物資は関東地区内での建設発生土が順調に推移し55千トン(前年実績49千トン)前年比111.6%となり、EC需要やモーダルシフトの推進などの影響で積合せ貨物が245千トン(前年実績233千トン)前年比105.1%と前年を上回った結果、コンテナ全体で前年比86.9%となった。

車扱では、セメント・石灰石が75千トン(前年実績120千トン)前年比62.3%と低く推移し、車扱全体では前年比85.2%となった。

コンテナ・車扱の合計では、2,005千トン(前年実績2,320千トン)前年比86.4%となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者