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2020年07月14日

【物 流】佐川急便 AIと電力データを活用した再配達削減実験 2020年秋実施


佐川急便、日本データサイエンス研究所(JDSC)、東京大学、横須賀市、グリッドデータバンク・ラボは、不在配送問題の解消に向けた世界初の試みとして、2020年秋頃に横須賀市でAIと電力データを用いた実証実験を行う。

JDSCはAIを用いた電力データの解析や活用技術があり、東京大学の研究室と連携し、スマートメーターから得られる電力データをもとに、AIが配送ルートを示すシステムを開発した。2018年9月から10月に東京大学内で行われた配送試験では不在配送を9割減少させた。また同様のシステムを使用し、佐川急便の配送実績データでシミュレーションした結果、不在配送の削減および総配送時間の短縮など一定の効果が確認された。

今回の実証実験で、横須賀市内で実験に協力する家庭から電力データを取得し(スマートメーターのデータを家庭用HEMS機器などで直接受信)、AIが示す配送ルートに従って配送し、不在率を減少させられた場合、国交省が2019年1月に「総合物流施策推進プログラム」で設定した宅配便の再配達率の削減目標である不在配送率13%程度減少の達成だけでなく、その目標を大きく上回る結果になることが期待される。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者