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2020年07月13日

【環 境】世界初「AI活用による不在配送問題の解消」の共同研究


日本データサイエンス研究所(以下「JDSC」)と佐川急便、ならびに東京大学大学院 越塚登研究室・田中謙司研究室は、「AIと電力データを用いた不在配送問題の解消」に関して、共同研究を進めていたが、
今回、新たに横須賀市とグリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合(以下「GDBL」)が参画し、5者共同でこの問題に取り組むことに合意した。今後、令和2(2020)年秋頃に横須賀市においてフィールド実証実験を行うべく、世界初の取り組みとして、具体的な準備を推進していく。

JDSCはAIを用いた電力データ解析・活用技術を保有しており、東大越塚研究室・田中研究室との連携のもと、スマートメーターから得られる電力データを元に、AIが配送ルートを示すシステムを開発し、平成30(2018)年9〜10月に東京大学内で行われた配送試験で、不在配送を9割減少させた。

令和元(2019)年9月に、このシステムを用いて佐川急便の持つ配送実績データでシミュレーションした結果、不在配送の削減および総配送時間の短縮など一定の効果が確認されたことにより、2019年10月に3者共同研究開発へといたった。

今回、電力データ活用による不在配送解消の社会実装を見据え、横須賀市とGDBLが参画して5者共同で2020年秋頃に、横須賀市内でBルート(スマートメーターのデータを家庭用HEMS機器等で直接受信する方式)を用いたフィールド実証を行うことを目指し、準備を進めていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】