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2020年07月02日

【流 通】手術跡が目立たず、痛みも軽減する「サージカルスキンクロージャーZip」発売


日本ストライカーは手術後の切開創を両側から圧着させることで非侵襲的に接合する「サージカルスキンクロージャー Zip(ジップ)」(以下 Zip)の販売を開始した。整形外科、心臓血管外科、産婦人科、形成外科など幅広い診療科の多様な手術を対象とし、皮膚接合の新たなソリューションを提供する。

「Zip」は手術時の切開創の両側に粘着テープを平行して貼付し、切開創をまたぐよう10mmおきに配列された調整ストラップで両側から引き合わせてロックすることで、適切な張力を保ちつつ皮膚を固定し接合を促す。切開創は一般的に縫合糸や医療用ステープラーを使って接合されるが、傷口周辺がさらに侵襲され、後日改めて抜糸やステープルの抜去が必要になる。

「Zip」は切開創を縫合するプロセスを必要としないため、装着時・抜去時ともに迅速な処置と痛みの軽減につながり、さらに手術跡が目立ちにくくなり、創部合併症を低減するなどのメリットがある。「Zip」は全長8cm、16cm、24cmの3サイズ展開で、創部の大きさに合わせてカットしたり組み合せたりすることができる。

「Zip」は米国Zipline Medical社によって開発された。2019年12月に日本ストライカーの親会社であるストライカー社がZipline Medical社を経営統合したことで、日本でも2020年7月1日から販売を開始した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通