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2020年06月25日

【流 通】富士通研究所 正しい手洗い動作を判定する映像認識AI技術を開発


富士通研究所と中国・富士通研究開発中心は、カメラで撮影した映像から、複雑な手洗い動作を認識するAI「行動分析技術 Actlyzer(アクトライザー) 手洗い動作認識」を開発した。

近年、細菌やウイルス感染から人々の健康を守る対策として手洗いの重要性が再認識されている。食品事業者は2020年6月に施行される予定の「食品衛生法等の一部を改正する法律」により、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理を実施することが義務付けられ、手洗いが正しい方法で実施されているかを確認できる体制づくりが急務となっている。

今回、映像から人の様々な行動を認識するAI「行動分析技術 Actlyzer」に手指動作の認識機能を拡張させ、手洗い時の複雑な手指の動作を両手の全体形状と手洗いの一連の動きから自動で認識するAI「行動分析技術 Actlyzer手洗い動作認識」を新たに開発した。

この技術により厚生労働省が推奨する正しい手の洗い方6ステップの実施と、各ステップにおける手をこすった回数を正確かつ自動で認識することができる。また、この技術の活用により、食品事業者など衛生管理が必要な現場における手洗いの実施漏れ防止や監視員による目視確認の工数削減が実現する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通