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2020年06月12日

【アジア】マクニカネットワークスと台湾のTeamT5 共同リサーチを開始

マクニカネットワークスは台湾TeamT5と標的型攻撃グループの調査に関して共同リサーチを開始した。活動の成果として2019年度下期に日本に着弾した標的型攻撃に関する調査レポート「標的型攻撃の実態と対策アプローチ」をTeamT5と共同著書し、公開する。

マクニカネットワークスは2013年にセキュリティ研究センターを設立し、日本を狙ったサイバー攻撃を日々リサーチしてきた。サイバー攻撃の中でも特に標的型攻撃については、攻撃者が明確な目的をもって長期的に攻撃を仕掛けてくることから、防御する側は攻撃者の目的、攻撃手法を知ることでより効果的な対策ができると考えている。

TeamT5は世界有数のリサーチチームで、アジア太平洋圏における標的型攻撃グループについてトップレベルの知見を有しており、国際カンファレンスでの研究成果発表や、台湾の科学技術省主催のコンテスト優勝など実績も多い。特に中国語圏で活動する標的型攻撃グループに関しては、同じ言語での調査も可能であるため、比類のない調査ができる。セキュリティ研究センターがリサーチする日本の組織に着弾した攻撃痕跡や手法とTeamT5の有する攻撃グループに関する知見を合わせることで、日本の組織に効果的な戦術を提供し続けることが出来ると想定している。

共同リサーチの成果「標的型攻撃の実態と対策アプローチ第4版」は、2020年の年明け早々に報道された製造業におけるセキュリティインシデントに関与したとみられるTickやBlackTech攻撃グループに関する新しい攻撃手法やその脅威の検出方法が記載されている。マクニカネットワークスでは2016年から「標的型攻撃の実態と対策アプローチ」と題して、脅威レポートを発行してきました。今回のレポートではTeamT5の知見を加え攻撃グループに関して更に詳細を記載している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア