<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2020年06月08日

【知 識】アース製薬 関門海と販売包括契約締結 美容・健康食品事業を拡大


アース製薬は関門海と販売包括契約を締結し、資源量が少なく希少価値のある高級魚とらふぐから抽出されたコラーゲンを使った「とらふぐコラーゲン美容ジュレ」をドラッグストアで発売した。

アース製薬は2008年より美容・健康食品事業をスタートして以来、動物や魚由来である美容・健康食品成分のプラセンタやコラーゲンを食べやすいよう味に工夫を凝らす「商品開発力」、天然原料の品質を一定に保つ「品質管理力」、良いものをより安く提供できる物流を兼ね備えた「製品供給力」の三位一体の力と営業力で業務を遂行している。

今回、希少で良質、臭みも少ない「とらふぐコラーゲン」着目した。とらふぐは近年資源量が減少しており、水産庁でも「トラフグ資源管理検討会議」を立ち上げ、対策を検討している。全国でふぐの取り扱いが最も多い下関唐戸魚市場におけるとらふぐの取扱量は、1980年代前半に1800トンとピークを迎えて以来大きく減少し、2000年以降は200トン前後の低水準で推移している(※)。さらに、ふぐの加工は国家資格を有する者のみができる作業であることなども、とらふぐの希少さに繋がっている。

しかし近年、資源量の減少による供給量の不安定さを補うべく、養殖技術の研究が活発化している。アース製薬は養殖ノウハウを持つとらふぐ料理専門店「玄品」を運営する関門海とパートナーシップを組み、とらふぐの安定した供給量と品質を確保し、同社の商品開発力を活かすことで「とらふぐコラーゲン美容ジュレ」の商品化に成功した。

「とらふぐコラーゲン美容ジュレ」を皮切りに、今後もとらふぐコラーゲンの優秀性を探求し、「FUGUCOLLA(フグコラ)」ブランドとしての様々な商品展開をすすめる。それと共に原料としての「とらふぐコラーゲン」の販売などBtoBビジネス事業も展開していくことで、美容・健康食品事業のさらなる拡大を目指す。さらに「とらふぐコラーゲン美容ジュレ」をはじめとし、ベトナム、中国、香港、台湾、タイ、ロシアや北米などの海外展開も目指す。

※ 平成27(2015)年10月 水産庁「トラフグ(日本海・東シナ海・瀬戸内海系群)の資源状況と管理の方向性について」

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識