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2020年06月03日

【環 境】加工食品物流でQRコードによる検品時間の短縮に関する実証実験を実施


ウイングアーク1stと運輸デジタルビジネス協議会は、国交省の「加工食品物流における生産性向上及びトラックドライバーの労働時間改善に関する懇談会」において2020年3月に実施された流通過程における物品の納品、受領時作業の効率化による作業時間短縮を目的としてのQRコードによる検品時間の短縮に関する実証実験に参画し、ドライバー業務の効率化の実践について検証した。

加工食品メーカーから出荷される製品の出荷伝票および製品を受領する卸事業者の発行する受領書の電子化と各伝票の流通のオンライン化を行い、納品明細および梱包に付与する商品コードもQRコード化し、QRコードでの検品作業を行うようにした。

実証実験により、一定の検品作業の効率化が認められ、時間短縮が期待されるほか、伝票明細まで含めデータ化することで、納品情報と検品結果をシステム上で突合することができるため納品時の目視による突合が不要となる。配送箱数が800箱の場合、40分の時間削減が期待できる結果となった。

電子伝票は紙伝票の発行、仕分け、持ち回り、保管といった物理的な取り扱いが不要になる。これまでは紙を中心とした取引が効率化を阻害していたが、電子伝票によってドライバーが紙伝票を持ち帰るためにのみ事務所に戻るといった業務をも不要にするため、検品作業以外の業務の効率化が期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境負荷低減【内容】