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2020年05月21日

【物 流】日本気象協会 72時間前に気象リスク予測し輸送安全の確保を支援


日本気象協会は、物流向け新サービス「GoStop(ゴーストップ)マネジメントシステム」を発表し、悪天候時における輸送安全を支援する。同サービスは2020年6月1日より全国で提供開始する。

近年、深刻化している気象災害に対して、事前に対策を行いたいという物流事業者からの要望により誕生した同サービスは、全国の高速道路を対象に悪天候の72時間前から物流へのリスクを地図や表を通じて確認することができる。各路線のIC(インターチェンジ)ごとに、1時間ごとの輸送影響リスクを把握することができ、悪天候時の配車計画の作成や輸送可否の判断、ドライバーの安全確保に役立てることができる。

台風の発生時には、同協会が保有する独自技術を用いて、台風上陸の7日前から詳細な予測進路や雨量、暴風などの情報を運行タイムラインに沿って提供する。

サービス利用は月額定額制であり、新型コロナウイルス感染症の拡大により物流業界の需要が増加している状況を踏まえ、2020年6月から同9月末までの4か月間はトライアル無料期間とする。国土交通省や経済産業省、農林水産省が推奨する「ホワイト物流推進運動」の取組み(異常気象時の運行中止・中断の判断)や「異常気象時における措置の目安」への活用が期待される。

今後の展開として、鉄道や主要国道での輸送影響リスクについて、2020年度冬期にサービス開始を予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連