2020年05月12日
【物 流】日通 東京２０２０大会期間中の交通量抑制・分散事業に２事業が選定
日本通運は、国土交通省が公募した東京２０２０オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の交通量抑制・分散を目的とする共同輸配送、平準化等に関する実証事業として「内航船による海上コンテナの習志野市拠点への輸送」と「コンテナ仮置場（通運デポ）の活用」の２事業が選定された。
「内航船による海上コンテナの習志野市拠点への輸送」では、東京港で輸入する海上コンテナを内航船で千葉習志野ふ頭へ海上輸送を行う。東京港及び周辺道路の混雑により、配達先への運行が一日一往復であったのに対し、習志野ふ頭を配達車両の拠点としてピストン輸送することで、車両効率を向上すると同時に東京都内の交通量削減に貢献する。
「コンテナ仮置場（通運デポ）の活用」は、都内主要幹線道路の日中の交通量の抑制、重点取組地区内の車両効率の向上を目的に、江東地区（予定）にコンテナ仮置場（通運デポ）を設置し、交通量の少ない夜間に東京貨物ターミナル駅から仮置場に配達貨物を移送し、日中に仮置場から配達を実施する。仮置場は複数の利用運送事業が利用可能にして共同化を図る。配達エリアは江東区、江戸川区、浦安市、市川市を対象としている。
大会期間中は交通渋滞等により、輸送効率が通常時から大幅に低下し、配達作業の定時性に大きな影響を与えることが懸念される中、大会運営への協力と物流への影響を緩和して業界として交通渋滞の緩和や効率化に向けた対策を講じる必要がある。
日本通運は、顧客からの要望を受けて、代替となるルートの開拓や輸送モードの活用と組み合わせによるＢＣＰ対応ソリューションを提供し、顧客の事業継続を支える。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:45| 物流事業者
