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2020年04月23日

【物 流】ZMP 新型コロナ軽症者宿泊施設内で無人物資搬送ソリューション提供


ZMPは新型コロナウイルスに感染した軽症患者等を受け入れる施設に、物流支援ロボットCarriRoを用いた物資搬送ソリューションを提供する。

軽症患者等を受け入れる施設では、日々の弁当の配送やごみの回収など、多くの物資搬送業務が発生するが、現場で搬送業務を担う職員の深刻な人手不足や職員の二次感染など、今後の施設の拡大にあたっての大きな課題となっている。このような状況に対してZMPでは、物流支援ロボットCarriRoを提供し、医療や職員の感染リスクの低減や心理的負荷の軽減や運搬業務の省力化を図っていく。

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養マニュアル」では、軽症者は特定の場所に運ばれた弁当などを受け取るといった運用ケースがあるため、CarriRoを用いて宿泊フロアに無人搬送を行うことにより、職員が当該フロアに行くことなく物資の搬送が可能となる。

例として、エレベーターに乗せられたCarriRoがエレベーターを自動で降りて該当フロア内で停止し、軽症者に物資を配達し一定時間経過後にエレベーターを利用してもとの階に帰還する。運用中はCarriRoと接続された管理システムであるROBO−HIを用いて、状態を遠隔でモニタリングすることができ、職員の作業エリアが限定されることで感染リスクの低減と運搬作業の省力化が可能となる。また施設によっては軽症者等が滞在するフロアを自動巡回させて各部屋前まで物資を搬送することもできる。これらの運用は、エレベーターとの連携や無線通信環境を前提とせずに構築可能なため迅速に対応できるようになっている。

さらに当該ソリューションでは、外部から個別の宅配物を指定のフロアへ届ける際も活用でき、家族からの物資や軽症者がネットショッピングを行った場合の受け取りなど、職員のリスクや労力を極力増やすことなく、軽症者の利便性を向上させることが可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連