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2020年04月13日

【知 識】ベクトルと九州大学 ESG投資分野で産学連携プロジェクト開始


ベクトルと九州大学 馬奈木俊介教授は提携して、ESG投資分野における産学連携プロジェクトを開始する。

サステナビリティやシェアリングといった価値観が生活者の中で支持される昨今、企業が提供するプロダクトやサービス、さらにはコミュニケーション活動において、社会的課題に対する具体的なビジョン等を盛り込むことが非常に重要視されている。また、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス=企業統治)の3つの観点から企業の将来性や持続性などを分析・評価した上で、投資先を選別するESG投資が注目されている。

2020年3月には、グローバル最大級の年金基金であるGPIF(日)、CalSTRS(米)、USS(英)の3社がOur Partnership for Sustainable Capital Marketsという表題の共同声明を発表しており、世界的なESG投資の潮流がさらに加速し、投資対象の選定において、企業のESGへの取り組みが一層重要となる可能性が見込まれる。また国連の責任投資原則(PRI)に署名している投資家の運用資産総額は2019年に80兆ドルとなり、2020年には90兆ドルに達するとも言われている。そのため企業の経営においてESGの観点を積極的に取り込む必要性と、それに伴うメリットが増加してきている。

その一方で、日本の機関投資家によるESG投資は北米・欧州に比べると7分の1程度にとどまっており、今後は日本でも投資規模拡大が期待されていると言える。

ベクトルとESG投資分野において先進的な研究と具体的活動を展開されている九州大学の馬奈木俊介教授は、馬奈木教授の実績・知識とベクトルグループのテクノロジー及びマーケティングコミュニケーション力を掛け合わせ、日本企業のESG情報の総合的なプラットフォームを開発する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識