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2020年04月08日

【流 通】塩野義製薬 ケニア共和国キリフィ県で母子保健支援事業を開始


塩野義製薬はアフリカの母子の健康を支援する「Mother to Mother SHIONOGI Project」の第二期事業として、ケニア共和国キリフィ県において新たな支援事業を開始した。

ケニア共和国を含むサブサハラ・アフリカ地域の母子の健康に関する環境は、今でもなお5歳未満児死亡率は出生1,000件中78件、妊産婦死亡率は出生10万人当たり533人に上り、SDGsにおいて掲げる目標(それぞれ25件以下、70人未満)との間にはまだ大きな隔たりがある。

塩野義製薬は2015年から母子の健康を応援する「Mother to Mother SHIONOGI Project」を開始し、塩野義製薬、シオノギグループの社員からの寄附をもとに、国際 NGO ワールド・ビジョンの協力により、ケニアの母子健康改善に向けた取り組みを行っている。

第一期事業(2015年10月〜2020年9月)ではケニア共和国ナロク県で、診療所の建設や地域住民に保健医療教育を推進するなど様々な取り組みを行い、課題であった診療所来院者数や診療所での出産件数は着実に増加しており、目標としていた「母子保健活動を自立的かつ持続的に行えるコミュニティの実現」において成果が確認できつつある。

新たな支援事業地であるキリフィ県は、頻発する干ばつによりケニア国内でも貧困率が最も高い地域の一つで、保健施設や保健人材の不足や安全で清潔な水へのアクセスが限られており、妊産婦死亡率が高く、HIVやマラリアの高い感染率などの課題がある。第一期事業の経験を活かし、「医療施設の整備」、「住民への啓発」、「保健人材の能力強化」に加え、地域の診療所を統括する上位層の病院との連携を通じて、第一期事業より支援対象地域を拡大し、地域全体のコミュニティ保健システムの強化に取り組む。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通