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2020年04月06日

【物 流】国交省 「加工食品分野における物流標準化アクションプラン」を策定


国交省は労働力不足が深刻化する中、生活を支えるライフラインである物流の生産性向上に向けて、関係者の連携・協働による伝票や外装、データ仕様等の標準化の推進の為、加工食品分野での物流の標準化に向けた検討を進め、実現に向けて官民が取るべき方策をまとめた「加工食品分野における物流標準化アクションプラン」を策定し、納品伝票、外装表示、パレット・外装サイズ、コード体系・物流用語の4項目について物流標準化に取り組むべき項目として手順や具体例を示した。

具体例として、納品伝票ではA4版上下一枚伝票で、お客様情報を左上、納品情報を中央部、QRコードや荷主情報を右上に記載することを標準化例とし、これにより検品の負荷軽減を図る。外装表示では、識別性・視認性の高いフォントかつ、商品特定表示を外装の右上、その下に鮮度表示などを表示し、ケアマークは外装の左上、個別アイテム識別表示を外装の左側中央への表示を標準化例とし、仕分け・検品時の作業効率化を図ることを示した。

また、パレット・外装サイズでは、一部を除き主流となっているT11型パレット(1,100mm×1,100mm)とT12型パレット(1,000mm×1,200mm)を規格の基本とし、パレット面積を余すことなく使用するため、保管効率性を考えた外装サイズを標準化例とし、輸配送及び保管効率の向上を目指す。

コード体系・物流用語では、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマート物流サービス」で構築予定の物流・商流データ基盤において使用するコード体系・物流用語を標準化例とし、事業者間連携の事務作業軽減を図ることが示された。

国交省は物流標準化を進めることにより、物流現場の自動化・機械化等が促進されることで働きやすい環境が整備され、魅力的で「選ばれる」職種へと変革し、加工食品物流がさらに持続可能なものになることを強く期待と示している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連