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2020年03月27日

【環 境】大阪ガスと積水ハウスが3電池住宅において新たな居住実験を開始


大阪ガスと積水ハウスは共同で、再生可能エネルギーが主力電源となる社会を見据え、3電池(燃料電池、蓄電池、太陽電池)を備えた住宅(以下、「3電池住宅」)の電力系統安定化への貢献可能性を検証するために、2020年4月1日から約1年間の居住実験を開始する。

大阪ガスと積水ハウスはリノベーションした既存住宅にて長期居住実験を平成28(2016)年12月から2年間実施し、燃料電池の最大活用等により快適性を向上しつつネットゼロエネルギーを達成した。今回は居住実験を開始する。

将来的には再生可能エネルギーが主力電源になった際に、供給側だけでは電力系統の需給調整が難しくなり、需要側で使用電力や発電機の出力を調整することが必要になる可能性が想定される。一般的に太陽電池と蓄電池の場合は、蓄電池の調整可能な充放電電力は大きいものの、曇天日が続くと蓄電残量が低下し放電できなくなり、調整力として活用できなくなることがある。一方、燃料電池は調整可能な発電電力は小さいものの、天候に左右されずに継続的な発電が可能であり、長期間継続して調整力として活用することが可能となる。3電池住宅では、これらを組み合わせて調整可能電力を確保しながら、長期間継続して調整力として貢献することで、今後の系統安定化に大きな役割を担うと考えている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】