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2020年03月26日

【物 流】全国初 宅配事業者3社共同の貨客混載が開始


宮崎県西米良村、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸と日本工営は、宮崎県西米良村の小川地区における村営バスを使用した貨客混載を2020年3月23日より開始した。

この貨客混載を経由した配送事業は「カリコボーズのホイホイ便」(以下、「ホイホイ便」)と呼ばれ、全国初めて宅配事業者3社が共同で実施する。

西米良村・村所地区と越野尾地区で村営バスの後部空きスペースに宅配荷物を積み込み、そこから小川地区までの約21kmの区間で貨客混載運行を行う。その後、小川地区の集落拠点施設である「おがわ作小屋村」の前で、村の委託配達員が村営バスから宅配荷物を引き取り、各戸へ配達する。小川地区から村所地区へも同様に貨客混載が行われる。このホイホイ便は、各社の宅配荷物の共同配送のほか、地区住民や村内事業者が、村所地区と小川地区の間での荷物の輸送を行う手段としても活用されている。

このような、過疎地での輸送サービスを持続可能にするモデルは、貨客混載事業に係る規制が大きく緩和される上での追い風となっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 物流事業者