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2020年03月24日

【流 通】ヤマハ発動機 省力・効率化を実現する農業用ドローン自動機を発売


ヤマハ発動機は農業用マルチローター(通称ドローン)のラインアップに、「自動飛行」が可能な「YMR−08AP」を加え、2020年3月に発売する。

「YMR−08AP」は自動散布(オートパイロット)による省力化、専用ソフト「agFMS」(※1)による簡単なルート作成を通じた効率化、高精度ルート追従による作業性向上など「自動機」ならではの機能・性能を備えている。2019年3月に発売開始した「YMR−08」同様、1回のフライトで1ヘクタールの連続散布(※2)が可能で、同社産業用無人ヘリコプターに匹敵する高い散布品質を実現する。加えて液剤散布装置の散布幅を4mから5m、自動機本体の速度と連動する散布速度を15km/hから20km/hに変更することによって散布性能を向上(※3)させた。粒剤散布装置の取り付けも可能で、内部ローラーを交換することで幅広い適用剤の散布できる。

ヤマハ発動機は製品のみならず、スマート農業支援プラットフォーム「Yamaha Motor Smart Agriculture Platform」(YSAP)を展開しており、同じくスマート農業に取り組む企業との提携を通じて、生育状況に応じた最適なタイミングにおける防除や追肥作業の計画管理も提供している。農家や営農指導員の作業効率化を促進し、蓄積されたデータに基づいた高効率・高精度な防除・追肥作業を実現することで、より付加価値の高い農業経営の推進とスマート農業発展への貢献を目指す。

※1 agFMS
ヤマハ発動機が提供する農業に特化したアプリケーション。Agriculture flight management systemの略
※2 平地での連続散布を想定。圃場条件により異なる
※3 1ヘクタール当たりの散布時間を約4分短縮。圃場条件により異なる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通